ニュース17を発行しました!

昭島市が地区計画策定に向け動き出しました!

―6月5日(月)昭島市建設環境委員会傍聴報告

議題5 玉川上水南側の地区計画の検討について) 

昭島市は、冒頭の報告の中で、過去には前例のないアドバイザリー会議なるものを新設し、「各分野の専門的助言をいただきながら地区計画の策定を進めていく」と考えを示しました。3名の委員{なかおフミヒト(れいわ)、奥村 博(共産)、ひえのたかゆき(都民ファ)}から質問、意見が提出されました。

●市の答弁(概要)

  • 地区計画の主体は昭島市である。昭島市の将来像を見据え検討する。
  • 交通安全対策はGLPへの負担も含めて考えている。東京都や警視庁とも協議を進めながら考えていきたい。
  • 地区計画の最終決定者は市である。決定に当たり事業者、市民、都市計画審議会での意見などをもとに進めていく。市として街づくりをどう進めるかという視点で進めてゆく。
  • 地区計画における上位計画とは、昭島総合基本計画、都市計画マスタープラン、環境基本計画などを言う。それらは市の将来像を示しているものであり、その実現のために進めていく。
  • 地区計画の作成委託契約を締結している業者は、上位計画や周辺地区の資料等の整理検討をしている。
  • アドバイザリー会議は、過去の地区計画作成時にはなかったものであり、初めての試みである。各分野の専門家の助言をいただきながら、また、委託業者の意見も踏まえ市としての考えをまとめていく。
  • 地区計画を所管しているのは都市計画課、開発について所管しているのは地域開発課である。だが、今回のこの計画は、まちづくりや開発のことも含んでおり都市計画部として課を超えて地区計画作成に向けて知恵や意見を出し合い進めていく。環境部や都市整備部も加わり進めている。
  • 地区計画によって土地利用の制限を加えることとなる。過度の制限では理解を得られない。そこを昭島市の望む将来の姿、そこから見えるどれほどかを吟味するためにもアドバイザリー会議を設置し、専門家の意見もいただき、事業者の意見も聞きながら内部の討議を同時並行で進めていく。
  • アセスメント意見書、GLPへの要請書には地区計画になじまないものもある。当然反映すべきものについては反映すべく地権者と協議していく。
  • 市民説明会を実施し盛り込めるものは盛り込んでいく。開催時期はなるべく早期に開催したい。案が固まってからではなくその前に市民の意見を聞いてほしいと言われている。市が高さ制限を何mと決める前に、市はこの町のどこに重点を置くのか、緑の背景をどうあるべきかなど、市のマスタープランから思うところの落とし込んだ概要的な説明をし、市民から意見をいただく。それを地権者と協議して具体的数値について地権者の理解が得られるもの、まちづくりとして妥当なものについて地区計画としての案を作り、さらに市民にフィードバックしていきたいと考えている。

素案取りまとめは今年度中に、市民意見の最初の聴取は夏に

―6月20日(火)市議会本会議一般質問報告―

3名の市議―佐藤あや子(共産)、なかおフミヒト(れいわ)、林まい子(生ネット)―が取り上げ以下のことが明らかになりました。

●市の答弁(概要)

  • アドバイザリー会議のメンバーは、すでに大学教授4名に依頼し応じてもらった。緑の分野は環境アセスメントにも知見のある人である。
  • 地区計画の素案の取りまとめは、今年度中を予定。市民意見の最初の聴取を夏に行う予定。
  • GLP以外の地権者には、すでに個別に訪問して地区計画策定を説明し理解を得た。実際の協議はGLP社と密に行い、その他の地権者には段階に応じて説明し意見を聞いていく。
  • これまで地区計画で定めてきた内容(高さ制限、道路の位置など)に限定せずに策定を検討している。具体的項目については現段階では答弁を控える。
  • 要請書の中で地区計画にそぐわないものについては、地区計画とは別にGLP社と協議していく。
  • いわゆる「説明会」については、名称、実施方法、周知方法を工夫し、より多くの市民の意見を聞けるよう努めていく。
  • 交通量調査は4月の平日と休日の1日ずつ、19か所で実施した。同時に渋滞状況も調査した。膨大なデータの整理中であり、公表まであと1か月くらい時間がかかる。
  • この結果は、市のホームページで公表したい。道路管理者として現状を把握するために調査を行った。今後は、交通管理者である警視庁とも共有して、事業者に一定の対応を求める根拠として活用する予定である。
  • GLP昭島プロジェクトの撤回を市として求めるのは困難。市の上位計画にふさわしいものになるよう引き続き要請していく。
  • 地区計画策定にあたり上位計画とされるのは昭島市都市計画マスタープランである。これは市の総合基本計画、環境基本計画、などを踏まえたものとなっているのでそれらとも整合するものと考える。

1周年交流集会 60名の参加者で盛会に!

6月10日(土)午前9:30から、アキシマエンシス校舎棟において60名近くの皆さんが参加しました。当日は初めて参加された方も多く、asacocoの記事を見て参加し早速会員になっていただいた方もおられました。これまでの考える会の成果・到達点の報告の後、これからの課題と方針の提起を受け参加者の意見交流があり、

  • 一般の住民には全く情報が流れない。市の姿勢が消極的だ。
  • 新しい署名を他市の知人や昭島の未来を心配している子どもたちにも広げたい。
  • 交通問題に目が行くあまり、DCによる問題が軽視されているのではないか。本当はGLPの眼目はDCの方ではないか。
  • モリタウンに新たにできるマンション購入を検討している人に知らせたらどうか。
  • 相手がへこたれるような道をどう見つけ出すかが大切だ。・・・等々・・・
    予定時間をオーバーして活発な意見の交換が行われました。

※当日配布された資料をお読みになりたい方は、考える会ホームページ(右、会のQRコード)でご覧になれます。
※年度が替わりましたので、今年度の会費(500円)の納入をお願いします。専用の封筒(会で作成しました)にお金を入れ、氏名・住所など記入して提出してください。出来ましたらカンパも一緒に入れていただきますようご協力よろしくお願いします。

定例駅頭宣伝7月1日(土)午前11時より昭島駅、西武立川駅

天候によって、当日の実施が危ぶまれる時は、事前にメールやホームページでお知らせします。また、共同代表や事務局員までお電話いただいても結構です。