学習会報告

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アセスメント条例学習会(第2回)

交通問題学習会(第1回) 2022年6月18日

問題提起 「GLP交通計画の考え方」と交通心配マップ

(問題提起者) 考える会 事務局長 竹中  裕

 配布資料:こんな心配が   交通心配図

午前8時前後に全市で交通渋滞が発生―― パニックが予測されます
  • 入庫開始時刻の8時前後に大型車1100台(ピーク時 100台/1時間)・普通車4700台( ピーク時450台/1時間)が出入り口に殺到することが懸念されます。
  • 大型車は、入り口が2か所、ピーク時の1時間100台連なれば、長さは、およそ1.4㎞になります。普通車ピーク時1時間450台では、およそ3㎞になる計算です。
  • その結果、1車線の狭い道路の上、信号・踏切などもあり、すでに渋滞箇所になっている幹線道路・交差点( 五日市街道・江戸街道・みほり通り・諏訪松中通り・東文化通り・天王橋)では、数時間にわたり大渋滞が懸念されます。これだけでも、GLP交通計画の考え方は、現実には不可能ではないでしょうか。
交通渋滞が及ぼす危険・悪影響
  • 朝の子どもの登校時間と重なり全市の通学路で交通事故の危険が増大。
  • 今でも土・日は、渋滞しています。救急車・消防車両が渋滞に巻き込まれ、『救命』・「消火活動」支障をきたし、助けられる命も救えず、食い止められる火事を広げてしまうことも心配されます。
  • バスなどの公共交通機関が渋滞に巻き込まれれば昭島駅行きは大きな影響が出るでしょう。
  • 幼稚園・保育園・介護施設などへの送迎に支障が生じることが懸念されます。
  • 生活道路への通行の増加による交通事故の危険の増大が心配されます。
  • 沿線住民は、早朝から深夜まで振動・騒音に悩まされおそれがあります。

講演Ⅰ「GLP計画の見直しに向けて何ができるか」―大型トラックの被害を踏まえて―

      (講師)長谷川 茂雄 氏 (道路住民運動全国連絡会)事務局長

  配布資料:GLP開発計画の見直しに向けて何ができるか? 

  • 大型トラックの比率が大幅に増える。一般的な市道では、10%以下。八王子バイパスでは、25%。1100台では20%以上になり八王子バイパス並みになります。
  • 大型トラックの騒音は、総重量25トン車の時、時速40~50㎞で走行中、通過時瞬間では100㏈を超え、「電車が通る時のガード下」に匹敵し「聴覚機能に異常をきたす」とされ、「睡眠障害」を引き起こします。(五日市街道・江戸街道・奥多摩街道・東文化通り・みほり通り・武蔵野通りなど)
  • 大型トラックの振動では、沿道の築40年の一戸建てなどに振動被害が生じています。
  • 大型トラックの増加で、NO₂濃度が上がり大気汚染悪化による、ぜんそく患者が増える心配があります。他市では、幹線道路の沿線にぜんそく患者が増えています。
  • 一般市道を大型トラックが通行することによる、道路や橋梁の破損・劣化を引き起こし、その補修・修復に市民の税金が使われるおそれがある。

講演Ⅱ――「排気ガスによる大気汚染について」(仮題)

 (講師)沼田 通孝 氏 (大気汚染測定運動東京連絡会) 

 配布資料:NO2測定結果一覧

  • NO₂測定の結果昭島市稲荷林16号線=新奥多摩街は、最大値0.072を記録しました。これは、23区・三多摩で最高の数値でした。(2021年12月2日~12月3日調査)
  • 1100台もの大型トラックにより全市での排気ガスNO₂の増加が予測されます。