ニュース09を発行しました!

環境アセスが始まりました。
今が頑張り時。都に意見書を出しましょう。

今回のGLPの計画によって、渋滞・交通事故・大気汚染・騒音・振動、景観、緑地の減少、環境破壊による動植物への影響など、昭島の街と市民の平穏な生活に想像を絶する重大な影響をもたらすことは明らかです。取り返しがつかない事態になる前に、みなさん、今が頑張り時です。都に意見書を出しましょう。
事業者ではなく、私たち住民の目線に立った、適切な調査がなされるよう、調査計画書に対してたくさんの意見を提出することが大切です。

意見書作製に当たり
  • 評価項目の不足(追加してもらいたい調査を記載)
  • 調査方法の不備(調査方法の提案、調査地点の追加の要求)
    等できるだけ具体的に書くことが有効です。

考える会発行の参考例(別刷りで用意してあります。)なども参考にしていただけたら幸いです。
例えば以下のようなものです。
「子どもが○○学校に通っています。交通量増加による交通事故や大気汚染が心配です。○○学校・○○通りの交通量や大気汚染はどうなりますか。きめ細かく調査測定してください。」
「考える会」で意見書の書式(フォーマット)を作成しましたので、ご活用ください。(会のホームページをご覧ください。会のQRコードは右)

閲覧場所(今月14日から原則7日間で貸し出しています。家庭でコピーできます)

昭島市:健康福祉センターあいぽっく ・東部出張所 ・環境コミュニケーションセンター・武蔵野会館
    緑会館 ・KOTORIホール(市民会館・公民館)
立川市:西砂学習館

住民意見提出のための学習・交流会を持ちました。(10月16日)

日曜日の午前9時半開始という時間帯でしたが、30名を超える方が参加しました。事務局より、今回出された調査計画書の内容について、問題点を指摘し、「意見案」を提案。質疑応答の後、意見書作成のためのワークショップを行いました。(写真下)

その後、五つの分科会に分かれグループ討議して問題点を出し合い、意見書作成に向けて交流しました。皆さんが書かれた黒板いっぱいのご意見は、事務局でまとめ、ML(メーリングリスト)でお送りしました。また、別刷りの印刷物でもお配りしています。意見書作成にご活用ください。

GLPの調査計画書は穴だらけ・・・

  • 周囲の交通量は示されているが、渋滞などの現況について言及されていない。
  • 「環境に影響を及ぼすと予想される地域」は事業地の敷地境界から約400メートルの範囲に限定し、全て青梅線の北側のみ。
  • 交通量調査地点が事業地近隣5地点のみ。
  • 大気汚染や騒音・振動の測定地点が事業地に接したところのみで、住宅地が入っていない。
  • ゴルフ場について、現状の緑地としての位置づけがされていない。ヒートアイランド現象の緩和効果、人と自然の豊かなふれあいの場としての役割、ゴルフ場緑地による二酸化炭素吸収量の把握も必要。
  • 日影や風環境、景観は3Ⅾ-VRシミュレーションを使いどこからでも評価できるようにすべき。
  • 生物調査は機械的に年4回しても意味がない(渡り鳥が来ていない時期に行っても意味がない)。
適切な調査が行われるように、一人一人が、身近な問題への懸念事項を
意見として提出しましょう。

第2回現地見学会(代官山)
自然の持つ素晴らしさと奥深さを学びました。

10月15日土曜日、集合時刻の10時が近づくと、昭和館駐輪場には三々五々人が集まり、30名の参加者で代官山に入りました。いくつかのポイントで、長谷川共同代表より、代官山の植生とそこに生息する動植物の説明がありました。自然界の動植物が、互いに不可欠で密接な関係性を保ちながら共存していることを学び、自然界の持つ素晴らしさと奥深さに心打たれました。
アナグマ一頭が生息するのに5.2haが必要、だが代官山は4.4ha。その不足分はゴルフ場などで給餌している可能性を指摘されると、つつじが丘の参加者から、団地内でアナグマを見たと、その時の写真の提供がありました。また、変わった黄色いゼリー状のキノコを発見した参加者が、その場でネット検索し玉子茸と判明しました。
最後に老人福祉施設を訪れ、隣接するすぐ北側の舗装道路が、建設予定地の真ん中を貫通し東西を結ぶ幅16メートルの道路だとわかりました。この施設で穏やかな老後を送っておられる方々の生活はどうなってしまうのでしょう。このプロジェクトの持つ非人間性をひしひしと感じました。
今回出された、調査計画書を見ると、代官山は残ってもその周囲は全て巨大な建物群に取り囲まれています。周囲の自然を奪われ孤立化した代官山は、友達が皆いなくなり一人ぼっちにされた子供のようです。元気でまともに育つわけがありません。企業の開発の論理を優先し、人間も含めた自然界の目線で考えないこのプロジェクトに、改めて怒りの沸いた見学会でした。