8月27日、昭島市職員の監査事務局の方1名が、田所良平弁護士の法律事務所まで、結果通知を持参されました。
結論としては、「監査を実施しないこととしたので通知します」という「却下」の通知です。
理由は、「監査の対象事項は、財務会計上の行為の違法、不当を主張、疎明するものとは認めることができず、よって法第242条に定める住民監査請求としては不適法であり、却下とすることを合義により決定しました。」というものでした。
ただ、付言として次のことが記載されています。
「結びに、本件住民監査請求の提起による請求人各位のご意見を拝見したことは、本市ではかつてない大規模開発であるGLP昭島プロジェクトに対して、多くの市民が自然環境等への影響についての様々な不安を感じれておられる状況にあることを、改めて認識する貴重な機会となりました。市においては、こうした市民の思いをしっかりと受け止め、今後も最前の施策を講じるよう努めていただきたいと願います」
大変残念な結果ではありますが、379名もの多くのみなさまの意見を正式な手続きに則って市に届けることができたこと、また各媒体で大きく報道されこの問題がさらに広く周知されたという点でも、大きな意義があったと考えています。
この結果のご報告と、今後の対応を検討する集会を、考える会として9月14日(土)に開催することを検討しております。
詳細は近日中にお知らせしたいと思います。
今後の予定
東京都議会にはアセスでの慎重審議を求める陳情が、市内の多くの自治会長の署名を添えて提出されています。9月13日(金)の環境・建設委員会にて審査されるとのこと。
「慎重審議を求める」というだけの陳情が万が一不採択になったなら、都議会としては「慎重に審議しなくてよい」という意思表示をすることになってしまいます。オンライン傍聴もできますので、注視していきましょう。
https://nws.stage.ac/metro-tokyo-stream/
その直後、9月17日(火)には、いよいよ〈都民の意見を聴く会〉が開催されます。10時から(傍聴整理券は30分前から配布)昭島市役所1階の市民ホールです。公述希望の応募が25名を超える場合、抽選になるとのことですが、考える会の事務局メンバーはもちろんのこと、多数の多様な市民・都民のみなさんが、公述人に応募しています。環境アセスメントの審議委員の専門家のみなさんに、直接住民の声をお伝えする大変貴重な機会・・・というか、制度上は唯一となる機会です。多くのみなさんの傍聴で、公述人のみなさんを応援しましょう。平日の日中ではありますが、ぜひ予定を調整して傍聴にお越しください。
https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/assessment/reading_guide/oshirase/384_glp-akishima_ken
17日に効果的な公述ができるように、7日(土)の10時からアキシマエンシス校舎棟2階にて〈リハーサル集会〉を行います。公述を予定している人もそうでない方も、どうぞご参加ください。
さらに、公害紛争調停の申し立てに向けて、学習会等も企画中です。
10月6日には昭島市長選挙も行われます。
私たちにできることはまだまだたくさんあります!!
引き続き、力を合わせてまいりましょう。