着工届が出されました!

東京都環境局のホームページによると、6月12日付けで事後調査計画書と着工届けが提出されたそうです。
着工予定日は6月30日とされています。
https://www.kankyo1.metro.tokyo.lg.jp/archive/assessment/information/projects_list/384dtl.html

この日程での着工届け提出には、いくつかの大変大きな問題があると考えます。

公開レターへの回答期限は守らないのに・・・

考える会と昭島渋滞シミュレーション製作委員会から、GLPグローバル社に対して、公開レターを発出し、【4月30日までにとの回答期限】で回答を求めていました。
4月25日に開催されたGLP社による説明会でこの件について質問され、担当者は「受け取っている、対応する予定だ」と公言しました。
ところが期限までには何も連絡がなく、【6月24日付けでやっと回答】が届きました。
なんと、これは6月25日のくじら調停団の記者会見の前日なのです。
記者会見により、公開レターへの返信が無いということが大きく報道されることを恐れたのでしょうか。

自らの工事日程は計画通りに進め、住民からの質問には回答期限を守らない。しかも一言の断りも謝罪もない。これでは誠実な住民対応とはいえないのではないでしょうか。
レターで指摘した通り、GLP社の掲げるESGポリシーに反すると感じざるをえません。

住民との話し合いが継続中なのに・・・

住民との対話が続いています。
考える会もそうですし、各地の自治会でも、住民からの納得が得られず、話し合いを継続することになっているそうです。
このような中での着工は、日本GLP帖佐社長がHPで地域住民と「三方良し(四方良し)」とは程遠いと言わざるをえません。

調停に対する意見書提出は延期したのに・・・

くじら調停団は今年2月に公害紛争調停を申し立てました。
この申請に対するGLP社からの意見書の【提出期限は5月9日】でしたが、GLP社は1カ月以上延期を申請し、やっと【6月13日に提出】されました。
くじら調停団はGLP社に対し、住民との誠実な協議を行い、これが成立するまで着工しないことを大きく掲げて求めています。
ところがGLP社はそのことを知りながら、意見書提出は1か月以上遅らせておいて、着工届けの方はさっさと提出した、という形になります。

住民感情への配慮は皆無なのか

以上3点、「意見書」の中身ではなく、日程的な問題点を挙げました。

これらをまとめると、GLP社はどの住民対応においても、誠実に速やかに対応しているとは言い難いことがわかります。

これは公開レターでも指摘している通り、GLP社の掲げるESGポリシー「地域コミュニティへの貢献」「地域との共生に配慮」とは明らかに矛盾しているのではないでしょうか。
また、「社内で定める『倫理基準』の遵守を通じて、倫理的で透明性の高い企業文化を創造します。」とも掲げられていますが、一体どのような「倫理基準」に基づいて、ここまで住民感情を踏みにじり続けているのでしょうか

東京都環境局ホームページによると、【着工予定日は6月30日】とされています。
住民感情への配慮なく、本当に来週の月曜日に着工するのでしょうか。
着工の延期を強く求めたいと思います。

26日18時~MXTVにて報道予定

6月25日のくじら調停団の記者会見の模様の他、昭島での現地取材も合わせて、東京MXテレビで放送されるとの情報です。

どうぞご注目ください!

https://s.mxtv.jp/bangumi/program.html?date=20250626&ch=1&hm=1759