昭島市による地区計画素案説明会
5月16日19日に昭島市の玉川上水南側地区地区計画等の素案の説明会が開催されました。
当初2回の開催予定でしたが、なんと19日の午前中はつつじが丘北管理組合の総会と完全に日時が重なっていたとのこと。
昨年7月の地域のお祭りとの日程重複に続く失態でしたが、
今回は急遽、その日の午後に3回目の説明会が設定されました。
参加者を数えたところ、3回の合計で280名くらいが参加したと思われます。
住民の関心の高さが伺えるとともに、やはり日程を増やせばそれだけ参加者が増えるということで、今後は最初から、日時と場所を変えて3回以上の実施が求められます。
地区計画素案の問題点
今回公表された玉川上水南側地区地区計画の素案には、昨年12月の説明会を受けて提出された174件の意見がほとんど生かされていませんでした。
つつじが丘ハイツ北側の壁面後退が50㎝から5m以上になりましたが、現在のGLP社の計画から考えても25m以上の壁面後退を定められるのではないでしょうか。
新設道路や高さ制限にも多くの住民意見が集まったのに、何も変更されていません。
〈意見提出のための学習・ワークショップ〉を開催しました
考える会では、〈地区計画素案への意見提出のための学習・ワークショップの集い〉を、
6月1日(昭和会館)、2日(アキシマエンシス)の2回、開催しました。
急な告知・雨天にの関わらず、多くの参加者が熱心に素案の問題点を学び、意見交流を行いました。
また、昭島市の地区計画策定に対する住民監査請求についても報告し、連名での請求者募集をお願いしました。
6月7日締め切り!市に意見を提出しましょう!
地区計画素案に対する意見の提出は6月7日締め切りです。
自分自身が提出することはもちろん、できるだけ多くの方の声が昭島市に届くように、
周囲の人たちにも意見提出を呼び掛けましょう!
【資料の入手】
市役所2階南側の都市計画課・公民館・アキシマエンシス
環境コミュニケーションセンター・総合スポーツセンター
または市のHPから
https://www.city.akishima.lg.jp/s094/010/010/060/030/20140915210331.html
【提出方法】
手書きでの提出→市役所2階南側の都市計画課
郵送→〒196-8511 昭島市田中町1-17-1 昭島市役所 都市計画係
FAX→042-544-6440
オンラインフォーム→ https://logoform.jp/form/Zue8/576976
【提出方法を動画で確認】
ワークショップに参加した方がわかりやすい動画を作成してくれました!
〈参考〉意見文例
学習・ワークショップでは、少々専門的なことや細かい部分まで素案の問題点を学習しましたが、ここでは最重要なポイントに絞って、意見の例を掲載します。
オンラインフォームの字数制限以内にしてあります。
よろしければ参考にして、自分なりの意見を送ってみてください。
Q2
(1)地区計画区域、地区計画の目標について(P15、16)
★P16「地区計画の目標」には、「生物多様性に配慮した環境の保全」を含めてください。また「代官山の樹林地を将来にわたって自然林のまま保全する」という内容も含めてください。 (理由:この地区は都市計画マスタープランで「水と緑を守り育てるゾーン」とされ、 「生物多様性に配慮した環境の保全」「代官山の樹林地の保全」が掲げられています。)
(2)各方針について(P17~22)
★P17 「業務地区」という表現は水と緑を守り育てるゾーンにふさわしくないので「地区A・B」とすべき。
★P18 緑地を分断し生態系を破壊するような「新たな区画道路」を地区計画で認めないでください。また私企業が業務で利用する私有地内の道路を市で管理・補修すべきではありません。
★P20 3000本以上の樹木が伐採される(木くずの量と樹種から推計)計画を地区計画で容認しないでください。立川基地跡地地区計画にあるように、緑化率の上乗せを定めるなどし、樹木を守ってください。
★P21 中神アパート地区計画にあるように、雨水の浸透や下水の整備など、水循環や地下水の保全についても定めてください。
(3)地区施設の配置及び規模について(P23,24)
★開発を前提にした新設道路は地区計画で認めないでください。緑の分断により希少動植物(オオタカやアナグマ、ホタル)が生きられなくなります。どうしても必要なら「生物多様性に配慮した環境の保全」のため地下に造るよう求めてください。また、「市道」として移管・管理され市民の税金が使われるのは納得できません。
★P23 「環境緑地」はもっと広くとってください。周辺の地区計画と比べても狭すぎます。GLPの物流施設がある流山市の地区計画では15mの植栽帯を義務付けているところもあります。
(4)建築物等に関するルールについて
③壁面の位置の制限 ④壁面後退区域における工作物の設置の制限について(P27~29)
★壁面後退はもっと大きくとるよう義務付けてください。
★既存の壁面には適用せず、新設する場合のみ壁面後退を求めるようにすれば規制は可能では。
★4-2号壁面線は最低限GLP社の計画(25m)以上の後退を定めなければおかしい。
★玉川上水沿いは、都の景観基本軸の定め通りに上水から100mは建築物の高さが緑道の樹木の高さを超えないように壁面位置の制限を定めてください。
⑤・⑥建築物の高さの最高限度等(P30,31)
★つつじヶ丘住宅北側の高さの制限は、33m以下にするべきです。つつじが丘住宅より高い45mの巨大倉庫の圧迫感は、「水と緑を守り育てるゾーン」には認められません。
★玉川上水沿いは、最低でもGLP社の計画の最高高さ40m以下に定めてください。
★代官山緑地周辺は日当たりを考慮してさらに厳しく高さを制限してください。
Q3 その他全体を通してご意見があればご記入ください。
★1日5800台の交通量増加による環境悪化(渋滞・交通事故・大気汚染・騒音・振動・光害・排熱)から住民を守るためには、事業規模を縮小して交通量を縮小してもらうことが必要。地区計画を利用して事業者と交渉し、【高さ制限】【壁面後退】をもっと厳しくしてください。
★都市計画マスタープランに反する地区計画は中止して、住民意見を反映した地区計画に。
★都議会「警察・消防委員会」で「通学時間帯の関係車両の抑制について事業者と協議していく」との答弁がありました。協議の結論が出るまで、地区計画の策定を一旦停止してください。
★説明会では、参加者の質疑応答の時間が不十分でした。十分な「対話」になるよう、開催場所や回数を増やし、時間延長を認めてください。
★説明会の日程は、地域の重要な行事と重ならないように、市民の身になって設定してください。
★説明会では市長自ら出席して市民の声を聞いてください。
★昨年9月市議会にて全会一致で採択された陳情の通り、市民が不利益を被ることのないよう、市長が先頭に立って、真摯にGLP社と協議し、市民のためになる地区計画を策定してください。
6月15日9:30~住民監査請求キックオフ集会!!
アキシマエンシス校舎棟202~205にて、
6月15日(土)9:30より、住民監査請求キックオフ集会を開催します!
土曜日の午前中ですが、ここが正念場です。
万障お繰り合わせの上、ご参加ください!