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市民の声が反映!考える会と基本的立場は同じ!
昭島市、GLPと昭島特定目的会社に要請書(事業計画の見直しを求める)を提出!

11月16日(水)市議会建設環境委員会が開催され、議題の一つとして、11月10日に昭島市が日本GLPと昭島特定目的会社に対して行なった要請について報告がありました。

冒頭市側より
「交通量の増加、環境への影響を懸念し事業者には早期に市民への説明を行い、計画に反映することを求めてきた。しかし、アセスメント調査計画書は今年2月の計画と変更がなく、依然として課題が山積と言わざるを得ない。昭島市が東京都の提出した意見書とは別にGLPと昭島特定目的会社に要請書を提出した」
と、今回要請書提出に至った理由の説明がありました。その後、要請書の内容について質疑応答があり、市は「(次の)評価書案提出にあたっての事業計画が、(今回の)調査計画書の計画案では困る。そのため具体的協議を行っていく」と述べました。

昭島市の「要請」は、私たち「考える会」と基本的な立場を同じくするもので、事実上、事業計画の大幅な見直しを「強く要請」するものです。(要請書の内容は昭島市ホームページで、考える会ホームページでも見ることができます。)
この要請を実現させたのは、市民から「市長への手紙」が毎日たくさん届き、300通にも達していることや、市民からも東京都アセスメント手続きにおいて、たくさんの意見書(神宮外苑の開発に次ぐ多さ)が提出されたことなど、市民の声に他なりません。これからも、私たちの生活を守るためにたくさんの人とつながり、声をあげていくことが大切だと考えます。

当日の委員会での質疑応答(市の回答、その他明らかになったこと)

  1. 質問した4人の議員さんの全てが、今回市が要請書を提出たことに対し一定の評価ないし感謝を表明しました。
  2. 昭島特定目的会社は、日本GLP社が出資して設立した信託受益権の譲渡先である会社。資格管理ということなので、実質の事業主はGLP社となる。
  3. 街づくりについては総合基本計画や分野別計画との整合性を図るよう協議していく。地区計画の策定の当たっては、マスタープランに即して作成できるよう事業者にも理解していただく。広く市民に説明して意見を求める場を設ける。
  4. 緑の連続性、生物多様性を担保するよう意見書の中で述べている。
  5. DC(データセンター)については、具体的に明らかにされていないので、冷却、電力、風環境、音、振動などの面から、どういうDCなのか把握する必要がある。
  6. 市の提出しているアセスメントの意見書の中で、温室効果ガスの排出、ヒートアイランド現象への影響等を指摘した。既存の井戸のどこを使うか所在を明らかにすること。地下水使用量の予測を明記すること。地下水の利用については、昭島市の宝ともいえる100%地下水に影響がない計画とすることを意見書に記し、昭島市と協議することを明記している。
  7. 交通量調査をもとにしても厳しいと考えられるが、適正な発生交通量にした計画にしてもらいたい。また、極力周辺道路に影響のないルートに設定してもらいたい。
  8. 要請書については、委員会終了後直ちに市のHPに掲載し、12月1日広報にも掲載する。都に提出した昭島市のアセスメント意見書は、アセスメントの進捗具合もあり、都との調整が整い次第公表する。(かなり時間がかかりそうだとのことでした。)
  9. GLPにこの要請書を提出した際、先方より「事業として進出するからには地域に嫌がられる施設にするつもりはない」という話があり、同時に「事業としての採算」という話もしていたため、折り合い点を見出せるよう努めていきたい。
  10. 市長への手紙は300通を超えた。定期的なやり取りはしてこなかったが、要請書を提出したのでこれがスタートである。一番懸念の多い交通問題についてすぐに協議を開始したい(下は考える会QRコード)

考える会の意見書を昭島市に提出(11月14日)

 考える会は14日、昭島市に、考える会が東京都に提出した意見書(「GLP昭島プロジェクト」に関わる環境影響評価調査計画書に対する意見書)を提出し、私たちの運動と主張への理解を求めました。(写真右)また、当会長谷川共同代表が代表を務める昭島環境フォーラムの意見書と「私たちの環境影響評価書案」(その他参考資料)も別途提出しました。
同時に7項目による要請書も提出しました。

要請した7項目
  1. 昭島市の提出した意見書の速やかな公開をすること
  2. 直ちに地区計画の協議を始め、市民参加の場を設けること(スケジュールの公開と素案段階からの住民意見の聴取)
  3. 「GLP昭島プロジェクト」について考える会との第二回懇談会を、市長や関係部署担当者参加の上直ちに開催すること
  4. 「GLP昭島プロジェクト」について広報などで市民に情報提供すること
  5. 「地区計画」「交通問題」に対応するため市民・市議会とも連携した「住民協議会」の発足を検討すること
  6. 子どもたちの交通問題対策のため、学校関係者、自治会,「考える会」からの意見を聴取する協議会を検討すること
  7. 昭島市と昭和飛行機工業(株)との協定違反と思われる、代官山における畑の造作について、その経過や目的等について直ちに明らかにすること

第2回駅頭宣伝 西武立川駅 11月17日

美堀、つつじが丘の会員さん中心に9名の方が参加しました。乗降客が少ない駅ですが、チラシの受け取りがよく、通り過ぎた後、わざわざ質問に来る方も何人もいて、会員と話し込む場面があちこちで見られました。
ある若者は、計画内容を話していくと、「僕はこの近くに住んでいますが、それは困ります。絶対反対です。」と署名に応じ、自らカンパを申し出てくれました。その場での会員申し込み2名、カンパ2500円、署名14筆が集まりました。

署名を頂いているところ

12月議会に2件の陳情が提出されました

項目には、渋滞、交通量増加、騒音・振動、緑・景観が失われることへの対策を関係機関と協議すること。GLPに対して、市から再度「住民への誠意ある対応」を強く求めること。市民の要望の公開と市議会も参加する住民協議会の設置。など市民の切実な要望が並んでいます。議会での採択を目指して皆さん頑張りましょう